写経の効果

ホムンクルスをご存知だろうか?
錬金術のガラス瓶の中の小人の方ではなく、下のイメージの方です。
この絵は人間の体性感覚を表しているそうです。


この絵を見ると手が異常に大きい。人間の脳の処理において手という機関がいかに大きな割合を割いているかが一目瞭然になる。
写経が作文能力の向上に効果があると言われる由縁も、そのへんにあるのではなかろうか。手を使っている職人さんなどは年を取ってもボケたりしないように感じる。脳を動かすには手を動かせばいい…というのは、あながち間違えではないようだ。

写経をやっていると銘文が書けるようになる…かは分からない。今現在私でも分かるのは、間違いなく書くことに対する抵抗は日に日に減っていて、文章を組み立てるスピードも早くなっているということ。

毎日少しずつと思うと新聞のコラムの分量は多すぎなくて良いようだ。社説を写経してみようとすると、その分量の多さが想像以上に負担になった。例え500文字ばかりの新聞コラムの写経でも、語彙は増えるし色々得るものが多い。

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