Wabi Sabi and Wa. Japanese traditional Lifestyle.

発端はLonely Planet Japanだろうか?英語で読むものの量が多くなるにつれ、日本の文化の素晴らしさを目にする機会が多くなった。ガイドブックに導かれ、今まで知らなかった日本の風景に触れ日本を素晴らしいとも思うようになった。手ぬぐいや風呂敷の合理性には驚いた。和物にも興味を持った。先月だったか雑誌にWabi Sabiの記事が掲載された。日本人からするとちょっと?な面もあったが、とても興味深い記事だった。

今年の夏の節電対策に何か使える知恵はないかと、日本の伝統的なライフスタイルに関する本を読んでみた。西洋にはない、日本独自に発達した夏を涼しく過ごす知恵があるのではないかと期待して…。

読んでみてがっかりした。その本からは英語で書かれた記事のような、キラキラと輝くような和の魅力は全く感じられなかった。あったのは傲慢とも感じる、日本文化の優越性を誇らんばかりの醜い代物だった。日本の文化は優れているといいつつも、西欧文明への劣等感が行間から臭って来る。

何でそこまで劣等感を感じるのか私には理解できない。日本は欧米にはない文化を培ってきた。これは劣っているとか比較対照できるものではない。違うからこそ価値があるものだ。欧米には欧米の素晴らしい文化がある。私もそう思う。でも日本にもこんなに素晴らしい文化がある。そう胸を張って主張すれば良いだけの話ではないのか?

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