昨今、キャンプブームが終了したそうで、それではぼちぼち再開しようかと準備をしている。そんな中、装備の見直しでガソリンストーブが何故か復活した。合理的に考えると何一つ良いところを見つけられない、なのに。
重い。扱いは面倒くさい。ガスカートリッジを使うのに比べれば長所が無い。低温に強いとか、ランニングコストが安いとか言われるが、自分で使ってみるとそれほどでもない。低温にはそれ用のガスを使えば問題ない。ランニングコストが高いと言われるが、頻繁に付けたり消したりできるのでオイルライターと組み合わせればかなり長持ちする。マイナス20度位では問題なかった。理性的に考えればガソリンストーブを持ち出す理由は見つけられないのだ。
ガスカートリッジのストーブはなるほど素晴らしい。道具としてはとてもじゃないがガソリンストーブには勝ち目はない。ところが使って見ると不思議なことが起こる。ガスカートリッジを使ってキャンプしたときの記憶がない。あまりに簡単なので記憶に残らないのだ。それに比べるとガソリンストーブはめんどくさいので一回一回鮮明に記憶に残っている。面倒くさかったプレヒートもあとから見れば良い思い出になってしまう。
結果、何故か手放す気にはなれず、それどころか新たに買い増ししたくなってる。面倒くさいのか良いと思うようになってる。ランタンもガソリンにしてみようかとか、もっと面倒くさいケロシンランタンにしてみようかとか。ことキャンプに関しては、私にとって面倒くさいのは悪いことではないようだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿